「H&M KYOTO」のレディス スポーツウエア
フィットネス・ヨガ シーンを中心に展開
update: 2014/12/11
11月29日、京都市内にオープンした「H&M KYOTO」(京都市中京区河原町通四条上ル二丁目下大阪町)。地下1階、地上6階で展開する約3,400㎡の売り場面積は国内最大級だ。キッズ関連の商材を手厚く品揃えした点が特徴だが、レディスフロアではスポーツウエアも充実させている。
日常の中の1シーンに位置付け
同店舗で最も広いスペースを割いているのがレディス関連で、1-4階まで4層で展開する。カジュアルシーン、フォーマル、マタニティー、アンダーウエアなど、様々なテイストとアイテムに分けて売り場を構成しているが、今回はスポーツ関連ウエアもまとまったコーナーを設けた。
主に2階と4階でスポーツウエア類を展開する。シーンはヨガやフィットネス、ランニングといった現在、トレンドのカテゴリーだ。通気性、防風性、防水性、撥水性、速乾性、耐水性という6つの機能性を店頭POPで訴求しているが、機能タグを製品に付けて大いにアピールするという体裁は採っていない。機能性追求というよりは、スポーツウエアでもスタイリング、コーディネートを重視した着せ込みがメーンだ。日常生活の中の1シーンという位置付けが強い印象を受ける。
ランニングやフィットネスを意識した提案では、ブラトップにスウェット時のジャケット、中綿ジャケット、スパンデックスのタイツといったアイテムを組み合わせた。ヨガをイメージしたコーナーでは、色目、デザイン性に気を使った。
主なアイテムの上代価格は、ランニングのトップスが1,190円、ブラトップが1,490-2,990円、フード付きパーカーが3,490円、再帰反射シール付スパッツが4,490円、インナーが1,190円など。成形編みで仕上げた3足セットのソックス(999円)もある。最低限の機能性を付加した手軽に買い求められる価格設定である。
昨年4月に大阪・心斎橋へオープンした旗艦店舗(約3,000㎡)でも一部こうしたスポーツウエアを置いていたが、まだ“点”の状態だった。今回は本格的にコーナーを作り、“面”で展開している。