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「グランフロント大阪」のスポーツ系ブランド(上)
タウンユース、ファミリー層を意識
商業棟・南館5階に集積売り場

update: 2013/04/30

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関西初展開の 「サタディ・イン・ザ・パーク」

関西初展開の
「サタディ・イン・ザ・パーク」

大阪・梅田の再開発事業として計画が進められてきた複合商業施設「グランフロント大阪」が4月26日、グランドオープンした。およそ4万4,000㎡の売り場面積に266のテナントが入居する日本でも有数の大型商業施設だ。スポーツ関連店舗もアウトドアを中心に10数店が出店している。専門性よりも、よりタウンユースに軸足を置いたライフスタイル的な商品構成の店舗が多い。

新規店のほか、既存店の移転・リニューアルも

「アルビ」から移転リニューアルした 「ザ・ノース・フェイス プラス」

「アルビ」から移転リニューアルした
「ザ・ノース・フェイス プラス」

「グランフロント大阪」は商業棟のほか、情報発信・交流の場所に位置付ける「ナレッジキャピタル」や、ホテル「インターコンチネンタル」、分譲マンション「オーナーズタワー」といった物販以外の施設もあり、小さな街の様相を呈している。その規模を意識してのことだろう、施設を管理・運営する三菱地所や阪急電鉄など12社では、グランドオープン日の4月26日を「まちびらき」と称した。

主要なターゲット層は、30-40代を中心としたセレクトショップの愛好者だが、実際は幅広い年齢層が訪れている。30-40代のニューファミリー層を意識して、子ども関連商材を置く店舗も散見される。スポーツ関連ショップでも同様の傾向が見られる。これは同地区にある既存のアウトドア店舗と住み分けする目的があるためで、「グランフロント大阪」のほかに複数の店舗を梅田に出店している企業も少なくない。

以前から大阪・梅田地区には、アウトドア関連の小売店が集積していた。JR大阪駅の南側にある大阪駅前ビルの下層階には「好日山荘」「ICI石井」「ロッジ」といった大型のアウトドア専門店が出店。そのうち「好日山荘梅田店」が「グランフロント大阪」へ移転・リニューアルオープンした。「グランフロント大阪」店には、神戸や難波の既存店舗に併設するロッククライミング施設「グラビティリサーチ」も開設している。