スポーツサクライ
“リアル店舗にしかできないこと”を重視
update: 2016/08/01
野球は昇華ユニフォーム、サッカーは外資2ブランドが好調
16年春夏商戦で好調だったのは、野球では「エスエスケイ」の昇華プリントのユニフォーム、サッカーでは「ナイキ」「アディダス」の2大外資ブランドがけん引役だった。野球ではそのほか、「アディダス」のスパイクシューズや硬式グラブなどが回復傾向にあるという。売り上げシェアが大きいのは「ミズノ」「アシックス」。個性派ブランドに動きが見られたそうだが、来シーズンはメガブランドに流れが戻ると分析している。
一方、サッカーでは前述の外資2ブランドのほか、「アスレタ」のスパイクシューズが好調。「プーマ」も徐々に回復してきている。アパレル主体のブランドが苦戦傾向にあるという。
品揃えについては、「幅広いバリエーションが必要だと考えている」(桜井氏)。在庫量を適正化しようという傾向がスポーツメーカーにおいて強くなっている昨今、機会ロスを少なくすると同時に、品揃えの幅出しを図るという小売店の苦労が垣間見える。「いかに継続して来店してもらえるかが重要。リアル店舗に来てもらえるような事を模索している」(同)。