NIKE，Inc．2016年5月期 第2四半期
北米・中華圏が健闘し、増収増益を達成
update: 2015/12/28
ナイキ、2016年5月期
第2四半期 財務諸表
NIKE，Inc．の2016年5月期 第2四半期連結決算は、主力の北米、中華圏がけん引役になり、増収増益を達成した。アイテム別では、主力の「Footwear」（シューズ）が8％増と引き続き好調だった。効率性指標（別表①参照）が微減したが、引き続き高い水準にある。
Footwearがけん引役に
連結売上高は、161億米ドル（日本円で、約1兆9,320億円＝1ドル120円で換算）、営業利益が23億5,900万米ドル（約2,830億8,000万円）で前期同様、高い収益性を持続している。税引前利益は営業外収益6,500万ドルが計上されたこともあり、24億1,500万ドル（約2,898億円）と増益になった。それに伴い、四半期利益も19億6,400万ドル（約2,356億8,000万円）と増加した。
アイテム別では、「Footwear」が97億1,500万ドル（約1兆1,658億円）、前年同期比8％増（為替の影響除くと17％増）と売り上げの過半数を占める。「Apparel」（アパレル）は47億300万ドル（約5,643億6,000万円）、同4％増（同11％増）と堅調だった。「Equipment」（エキップメント）は7億5,300万ドル（903億6,000万円）、同10％減（同2％減）と減収した。
財務面の大きな変化はない。商品回転率や資本回転率が微減したが高い水準を保っている。流動性指標では、流動比率が2ケタ増加した。借入金がやや増加した影響で、D/Eレシオが微増した。
