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デサント 2016年3月期第2四半期
国内外堅調で、増収増益に

update: 2015/10/30

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デサント、2016年3月期第2四半期連結 財務諸表

デサント、2016年3月期第2四半期連結
財務諸表

デサントの2016年3月期第2四半期連結決算は、増収増益を達成した。引き続き、デサントコリアが堅調だったほか、国内事業が改善し、利益計上に至った。チャイナ・香港が堅調だった。国内・コリア・チャイナ・香港が、営業利益の増益に貢献した。

過去、最高収益を達成

売上高および各段階の利益は、過去最高収益を達成した。中でも、強化ブランドである社名ブランドの「デサント」が222億円(37.9%増)と売上比率でトップになった。同額で「ルコックスポルティフ」(8.3%増)が肩を並べている。なお、為替差益が発生しており、42億円の売り上げの上乗せが発生した。

営業利益14億円増の内訳は、日本が4億円、コリアが11億円、チャイナ・香港が1億円の増益。国内事業は、海外のロイヤルティー収入を除き、黒字化した。アジア事業の伸びに支えられて、過去最高収益を達成した。

売上総利益率(粗利益率)は2ポイントの改善。デサントコリアの売上増、および国内の粗利率が改善したことにより、改善に至った。かねて、国内では棚卸資産(在庫)の削減を重点課題に掲げてきたが、今期は89億円と、当面の目標にしている80億円が見えてきた。プロパー消化率および全体の消化率も改善しているという。国内の売上高は256億円(0.8%減)と減収したが、効率性は改善した。