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シマノ 2014年12月期 第3四半期
主力の自転車部品が堅調、増収増益に

update: 2014/10/31

シマノの2014年12月期第3四半期連結決算は、主力の自転車部品が堅調だったほか、釣り具もプラスに推移したため、増収増益を達成した。欧米・国内共に堅調だった。4月の消費増税の影響も軽微だったようだ。

自転車部品の売上高は1,964億3,700万円(23.4%増)、営業利益が447億700万円(53.5%増)だった。日本国内の自転車部品ビジネスは、スポーツタイプや中・高級価格滝の「軽快車」は増税の影響を受けず堅調だが、市場全体はやや停滞気味だという。第2四半期、第3四半期に市場投入した新製品の反応も良く、堅調な推移だった。

釣具カテゴリーは売上高442億8,700万円(10.6%増)、営業利益が33億4,400万円(63.7%増)と好調だった。国内は7-8月の天候不順の影響を受けたが、新製品が健闘したこともあり、9月は売り上げが回復した。海外は円安の後押しもあり、好調に推移した。

売上高総利益率は3.1ポイント改善し、39.1%に増加した。その結果、営業・経常・四半期利益ともに増益を達成した。販管費率も1.3ポイント減少しており、効率が高まった。通期では売上高3,160億円(16.6%増)、営業利益610億円(46.0%増)を計画している。