PUMA、2021年12月期 第2四半期
米州、フットウエアがけん引し増収、黒字回復を達成
update: 2021/07/30
PUMA(プーマ社)の2021年12月期第2四半期(1-6月)の連結決算は、米州およびフットウエアがけん引役となり、大幅な増収を達成した。損益面では、前年の損失計上から一転、黒字回復を達成した。
米州、フットウエアがけん引役に
売上収益は31億3,700万ユーロ(約4,109億4,700万円、1ユーロ=131円で換算)、47.3%増。売上総利益率は48.0%(1.8ポイント増)と改善した。販管費率が低下したこともあり、営業利益(EBIT)2億6,300万ユーロ(約344億5,300万円、同)を確保し、黒字転換を果たした。
同様に、税引前利益(EBT)2億4,100万ユーロ(約315億7,100万円、同)と黒字化を達成。最終段階でも四半期利益1億5,700万ユーロ(約205億6,700万円、同)と黒字を確保した(表1を参照)。
地域別では、「Americas」(米州)が売上高12億900万ユーロ(約1,583億7,900万円、同)、77.6%増とけん引役になった。「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)は同11億4,400万ユーロ(約1,498億6,400万円、同)、38.5%増と復調した。日本を含む「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)は同7億8,300万ユーロ(約1,025億7,300万円、同)、25.7%増だった。
部門別では、主力の「Footwear」(フットウエア)が同15億6,100万ユーロ(約2,044億9,100万円、同)、52.2%増と好調に推移した。「Apparel」(アパレル)も同10億5,400万ユーロ(約1,380億7,400万円、同)、45.3%増と健闘した(表2を参照)。
通期では、売り上げが順調に伸びると予測している。現時点で、売上収益は約20%増で着地する見通しだ。