Under Armour,Inc. 2020年12月期 連結決算
主力の北米が苦戦し減収、損失を計上
update: 2021/02/19
Under Armourの2020年12月期は
減収、損失を計上
（画像はニュースリリースから抜粋）
Under Armour,Inc.（アンダーアーマー社）の2020年12月期（2020年度）連結決算は、減収・損失計上に至った。コロナ禍の影響があったほか、「Restructuring and impairment charges」（事業の再構築および減損費用）の計上がマイナス要因となった。
「Restructuring and impairment charges」が足を引っ張る
Under Armour、2020年12月期
財務数値一覧（表1）
連結の売上収益は、44億7,400万米ドル（約4,608億2,200万円、1米ドル＝103円で換算）、15.1％減で2ケタの減収だった。売上総利益率（粗利率）は48.3％（1.4ポイント増）と改善した。販管費率は48.5％（6.1ポイント増）と増加した。
営業損益は、「Restructuring and impairment charges」（事業の再構築および減損費用）6億100万米ドル（約619億300万円、同）の計上が響き、6億1,300万米ドル（約631億3,900万円、同）の営業損失となった。同様に、税引前損失4億9,200万米ドル（約506億7,600万円、同）を計上した。当期純損失は5億4,900万米ドル（約565億4,700万円、同）だった（表1を参照）。
Under Armour、2020年12月期
部門別・地域別売上高（表２）
部門別売上高では、主力の「North America」（北米）が29億4,400万米ドル（約3,032億3,200万円、同）、19.5％減と苦戦。セグメント利益は4億7,400万米ドル（約488億2,200万円、同）、35.3％減と減益に至った。「EMEA」（欧州・中東・アフリカ）は売上高5億9,800万米ドル（約615億9,400万円、同）、3.7％減と回復傾向にある。セグメント利益は6,000万米ドル（約61億8,000万円、同）、13.2％増と増益を達成した。
「日本」を含む「Asia-Pacific」（アジア・太平洋）は、売上高6億2,800万米ドル（約646億8,400万円、同）、1.3％減。セグメント利益は200万米ドル（約2億600万円、同）、97.9％減で大幅な減益に至った（表2を参照）。
