LI NING COMPANY LIMITED、2020年12月期 第2四半期
コロナ禍の影響を受けるも、微減収増益に
update: 2020/09/01
スポーツブランドの「リーニン」を展開するLI NING COMPANY LIMITED(リーニン社)の2020年12月期第2四半期(1−6月)は、コロナ禍の影響を受けるも、微減収増益と健闘した。「Footwear」(フットウエア)が前年並みを確保したほか、ECビジネスが成長した。
Eコマースが順調な推移
連結の売上収益は、61億8,000万元(約927億円、1人民元=15円で換算)、1.2%減とほぼ前年並みとなった。コロナ禍の影響でリアル店舗の閉鎖が減収につながったものの、Eコマースが好調な推移だったこともあり、減少幅を最小限にとどめられたようだ。
売上総利益率(粗利率)は49.4%(0.3ポイント減)だったが、販管費率が34.9%(3.9ポイント減)と低下したこともあり、営業利益は8億9,700万元(約134億5,500万円、同)、32.3%増と2ケタの増益となった。なお、EBITDA(税引前利払前減価償却前利益)は14億700万元(約211億500万円、同)、4.1%増だった。
商品別の売上高では、「Footwear」が29億2,400万元(約438億6,000万円、同)、0.1%増と前年並みを確保した。「Apparel」(アパレル)は29億4,100万元(約441億4,100万円、同)、3.9%減とやや減少した。地域別売上高では、「Northern region」(北部地域)が32億4,900万元(約487億3,500万円、同)、1.8%増と堅調な推移だった。
期末の店舗数は、「LI-NING」(リーニン)ブランドが6,983店(567減)。連結売上収益に占める販路別の“比率”では、「フランチャイズ」が50.3%(1.7ポイント増)と増加した。直営店は21.6%(6.5ポイント減)と減少。「Eコマース」が27.0%(5.3ポイント増)と成長した(表2を参照)。