UNDER ARMOUR、2019年12月期 第3四半期 連結決算
増収、黒字回復に

update: 2019/11/20

UNDER ARMOUR（アンダーアーマー）社の2019年12月期第3四半期（1－9月）連結決算は、主力の「Apparel」は横ばいだったが、欧州やアジア太平洋、「Connected Fitness」の健闘もあり、増収となった。「Restructuring and impairment charges」（リストラおよび減損の費用）の計上がなくなったため、黒字回復を果たした。

欧州、アジア太平洋が健闘

連結の売上収益は、38億2,500万米ドル（約4,131億円、1米ドル＝108円で換算）、5.1％増と堅調に推移した。売上高総利益率（粗利率）は46.8％（0.7ポイント減）と減少した。販管費率が42.5％（0.6ポイント増）とやや増加した。

営業損益は、「Restructuring and impairment charges」（リストラおよび減損の費用）の計上がなくなった影響が大きく、1億6,200万米ドル（約174億9,600万円、同）と黒字回復を果たした。同様に税引前損益も、1億4,400万米ドル（約155億5,200万円、同）と利益を確保した（表1を参照）。

部門別売上高では、「Apparel」（アパレル）が24億9,900万米ドル（約2,698億9,200万円、同）、0.2％増の微増収。「Footwear」（フットウエア）は8億2,700万米ドル（約893億1,600万円、同）、0.1％減と微減収となった。

地域別では、主力市場の「North America」（北米）が26億7,500万米ドル（約2,889億円、同）、3.4％減と伸び悩んだ。「EMEA」（欧州・中東・アフリカ）は4億4,000万米ドル（約475億2,000万円、同）、6.3％増と堅調な推移。セグメント利益も4,400万米ドル（約47億5,200万円、同）、158.8％増と増益を達成した。

日本地域を含む「Asia-Pacific」（アジア・太平洋）は、4億5,300万米ドル（約489億2,400万円、同）、16.0％増と増収したが、セグメント利益は減益となった。「Connected Fitness」は1億100万米ドル（約109億800万円、同）、12.5％増。セグメント利益は800万米ドル（約8億6,400万円、同）、14.3％増で、増収増益を達成した（表2を参照）。