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ヨネックス、2020年3月期 第2四半期 連結決算
バドミントンが好調で増収、経費増で減益に

update: 2019/11/13

ヨネックス、2020年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ヨネックス、2020年3月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

ヨネックスの2020年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は、主力の「バドミントン用品」が好調に推移したこともあり、増収を達成した。利益面は、戦略的な先行投資を実施したことなどから、減益に至った。

日本地域が堅調な推移

連結売上高は318億2,000万円(4.0%増)と増収。売上高総利益率(粗利率)が43.0%(0.2ポイント減)と微減したほか、販管費が増加した影響もあり、営業利益は17億1,100万円(1.0%減)と微減益に至った。経常利益は為替差損1億6,000万円の計上が響き、15億6,400万円(16.2%減)で減益だった(表1を参照)。

ヨネックス、2020年3月期 第2四半期 セグメント別・種目別売上高(表2)

ヨネックス、2020年3月期
第2四半期 セグメント別・種目別売上高(表2)

地域別売上高では、主力の「日本」が205億5,000万円(4.3%増)と堅調な推移だった。バドミントン用品及びウエアが好調だった。テニス用品は前年並みだった。「北米」は10億9,100万円(1.0%増)。バドミントン用品は前年並みだったが、テニス用品が減収に至った。「欧州」は11億7,900万円(3.7%減)の減収だったが、現地通貨ベースでは1.7%の増収だった。「アジア」は86億5,900万円(5.0%増)と好調。中国ではバドミントンシューズがけん引したほか、台湾ではバドミントン用品の売り上げが回復し増収を達成した。

用品別の売上高では、主力の「バドミントン用品」が176億4,500万円(5.5%増)と堅調に推移した。「テニス用品」は39億700万円(3.5%減)。「ゴルフ用品」は5億7,100万円(0.2%減)だった(表2を参照)。

通期の業績見通しは修正していない。連結売上高635億円(3.9%増)、営業利益25億円(0.7%増)、経常利益25億円(1.2%増)で、増収増益を計画している。