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ヨネックス、2020年3月期 第1四半期
増収、コスト増で減益に

update: 2019/08/15

ヨネックス、2020年3月期 第1四半期 財務数値一覧(表1)

ヨネックス、2020年3月期
第1四半期 財務数値一覧(表1)

ヨネックスの2020年3月期 第1四半期(4-6月)連結決算は、日本や北米が堅調だったほか、主力の「バドミントン用品」が好調に推移し、増収を達成した。利益面は、売上高総利益率(粗利率)の低下や販管費の増加が影響し、減益に至った。

地域は日本、種目はバドミントンが健闘

連結売上高は、146億9,000万円(1.6%増)の増収。粗利率は41.6%(1.5ポイント減)と悪化した。「セールスミックスの変化による」影響があったという。販管費率は40.5%(1.4ポイント増)と増加した。その影響で、営業利益は1億5,200万円(73.6%減)と減益に至った。経常利益も8,900万円(87.1%減)と減益となった。

ヨネックス、2020年3月期 第1四半期 地域別・種目別売上高(表2)

ヨネックス、2020年3月期
第1四半期 地域別・種目別売上高(表2)

地域別売上高は、主力の「日本」が95億1,800万円(2.9%増)と堅調な推移だった。バドミントン、テニス用品共に増収を達成した。「北米」は5億9,000万円(6.7%増)と好調だった。バドミントン用品が増収した。「ヨーロッパ」は6億3,000万円(3.0%減)の減収だった(表2を参照)。

種目別売上高は、主力の「バドミントン用品」が81億800万円(3.2%増)と堅調。シャトルコック、ストリング、シューズが好調だった。「テニス用品」は18億6,000万円(6.8%減)と減収した。ラケット、シューズの売り上げが前年実績を下回った。規模は小さいが、「ゴルフ用品」が3億200万円(6.4%増)と増収した。「その他」(シャトル等)は42億3,700万円(2.5%増)だった(表2を参照)。

通期の業績見通しは、連結売上高が635億円(3.9%増)、営業利益が25億円(0.7%増)、経常利益が25億円(1.2%増)、当期純利益が17億5,000万円(1.6%増)。増収・微増益を計画している。