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アルペン、2019年6月期 第2四半期
災害や暖冬の影響が大きく、減収減益に

update: 2019/02/07

アルペン、2019年6月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

アルペン、2019年6月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

アルペンの2019年6月期第2四半期(7-12月)は、災害や暖冬の影響が大きく、減収・大幅な減益に至った。値引き販売の増加も利益減に影響した。売り上げの低迷を考慮し、通期の業績を下方修正した。

値引き販売の増加も影響

連結売上高は1,117億1,700万円(1.5%減)。値引き販売が先行したことで、売り上げは確保できたが、売上高総利益率(粗利率)が悪化。販管費率の増加もあり、利益を圧迫した。営業利益は1億7,400万円(94.1%減)と大幅な減益となった。経常利益も8億5,000万円(76.2%減)と苦戦した。

「一般スポーツ用品」の既存店売上高が前年同期比を上回った。カジュアル志向のスポーツアパレルの需要が拡大し、売り上げに貢献した。「ウインタースポーツ用品」のきそん売上高は、暖冬による降雪不足の影響で、前年比を下回った。「ゴルフ用品」の既存店売上高は、前年に発売された人気クラブの売り上げの反動減をカバーできなかった。ゴルフウエアも暖冬の影響もあり、売り上げが低調だった。

期末の店舗数は416店(出6、退7)。業態別では、「アルペン」が57店(出1、退3)、「ゴルフ5」が199店(出4、退2)、「スポーツデポ」が148店(出1、退1)、「ミフト」が12店(退1)。

売り上げの不振を受けて、通期の業績見通しを下方修正している。連結売上高2,301億5,900万円(1.1%増)、営業利益12億600万円(60.6%減)、経常利益24億2,900万円(44.5%減)、当期損失16億7,900万円の計画だ。