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ゼビオホールディングス、2019年3月期 第3四半期
暖冬などが影響し、減収減益に

update: 2019/02/05

ゼビオホールディングス、2019年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングス、2019年3月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2019年3月期第3四半期の連結決算は、暖冬など天候不順の影響が大きく、減収減益に至った。アパレルやアウトドアなど健闘したカテゴリーもあったが、主力の競技スポーツやゴルフの落ち込みがマイナス要因になった。

アパレル、アウトドアは健闘

連結売上高は1,743億100万円(1.3%減)の減収。店舗数が約90店増加したが、その追い風を活かすことが出来なかった。既存店ベースの売上高は1.8%減だった。売上高総利益率(粗利率)は39.1%(1.4ポイント減)と低下した一方、販管費率が35.3%(0.7ポイント増)と増加した。

営業利益は65億5,800万円(36.7%減)と大きく落ち込んだ。経常利益も71億1,400万円(34.3%減)と2ケタの減益となった。四半期利益は、災害による損失1億4,000万円の計上もあり、36億5,700万円(35.2%減)の減益に至った(表1を参照)。

ゼビオホールディングス、2019年3月期 第3四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオホールディングス、2019年3月期
第3四半期 部門別売上高(表2)

部門別では、主力の「一般競技スポーツ」が売上高638億2,200万円(3.7%減)と苦戦した。「ゴルフ」も同477億800万円(3.4%減)の減収となった。健闘したのは「スポーツアパレル」で同242億1,700万円(4.2%増)。「アウトドア・その他」も同268億1,600万円(4.3%増)と堅調な推移だった。「ウィンタースポーツ」は同47億4,000万円(6.6%減)だった(表2を参照)。

期末の店舗数は865店(出56、退17、追加アカウント54)。主力の「スーパースポーツゼビオ」業態は165店(出3)とほぼ横ばい。「ヴィクトリアゴルフ」業態は199店と前年並みだった。アウトドアの「エスブレス」は63店(出16、退1)と増加した。

通期見通しに修正はない。連結売上高2,339億1,700万円(0.3%減)、営業利益85億500万円(22.1%減)、経常利益89億8,500万円(21.1%減)の計画だ。