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ヒマラヤ、2019年8月期 第1四半期
一般スポーツが苦戦し減収、損失を計上

update: 2019/01/09

ヒマラヤ、2019年8月期 第1四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤ、2019年8月期 第1四半期
財務数値一覧(表1)

ヒマラヤの2019年8月期第1四半期(9-11月)の連結決算は、一般スポーツやゴルフが苦戦し減収し、損失を計上するに至った。売上高総利益率(粗利率)は、価格競争の影響が大きいECの比率が高まっているため、減少に転じた。

アウトドアが2ケタ増と健闘

連結売上高は150億2,600万円(2.3%減)と減収した。主力の「一般スポーツ用品」商材が、前年同期比9.5%減と減収したのが大きく影響した。「ゴルフ用品」も暖冬の影響でゴルフウエアの販売が遅れたため、1.7%減と苦戦傾向だった。一方、「アウトドア用品」はキャンプ品やウエアが好調だったため、34.7%増と2ケタの増収を達成した(表2を参照)。

ヒマラヤ、2019年8月期 第1四半期 商品別売上推移(表2)

ヒマラヤ、2019年8月期 第1四半期
商品別売上推移(表2)

ECビジネスへの投資を進める同社。売り上げ自体は順調に伸びているようだが、価格競争の色合いが強いため、粗利が低くなる傾向がある。粗利率も34.6%(1.5ポイント減)と下落した。販管費率が微増したこともあり、営業損失2億6,300万円(前期は営業利益800万円)を計上するに至った。

同様に、経常損失が2億3,600万円(前期は経常利益2,800万円)、四半期損失が1億8,300万円(前期は四半期損失6,200万円)で、損失となった。期末の店舗数は、109店(出1、退1)。前年同期比で31店の減少となった。売り場面積は22万7,067㎡(1万9,159㎡減)で減少した。

通期の業績見通しは変更していない。連結売上高700億円(3.0%増)、営業利益13億8,000万円(14.6%増)、経常利益14億8,000万円(13.3%増)を計画している。