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ゴールドウイン、2019年3月期 第2四半期 連結決算
主力のアウトドア事業がけん引し、大幅な増収増益を達成

update: 2018/11/09

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ゴールドウイン、2019年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゴールドウイン、2019年3月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゴールドウインの2019年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、主力のアウトドア事業がけん引し、大幅な増収増益を達成した。第2四半期では過去最高益となった。「アウトドア関連事業」が売上高234億円(26.7%増)と2ケタの増収で、収益性の向上に貢献した。好業績を受けて、第2四半期及び通期見通し、中期経営計画の数値を上方修正している。

自主管理売り場が健闘、効率化も進み収益性が向上

連結売上高は334億500万円(16.2%増)と2ケタの増収を達成した。自主管理売り場と卸売がバランス良く推移した。売上高は9期連続の増収。営業利益及び経常利益は4期連続の増益を達成した。売上高は過去最高額、各利益も過去最高益だ(表1を参照)。

自主管理売り場の売上比率は55%で前期と同じ水準。通期では57%を計画している。店舗関連費用が増加したものの、売上高総利益(粗利)など利益の増加率が経費のそれを上回った。粗利率は50.4%(1.7ポイント増)で、50%台に到達した。営業利益は31億円(23.2%増)と2ケタの増益を達成した。

ゴールドウイン、2019年3月期 第2四半期 ブランド別売上高(表2)

ゴールドウイン、2019年3月期
第2四半期 ブランド別売上高(表2)

ブランド別では、アウトドアブランドの「ザ・ノース・フェイス」「ヘリー・ハンセン」が引き続き好調だった。店頭売りの実績も2ケタ増だった。加えて、前年に比べ返品や値引きなどの機会ロスが減少したことが、収益性の向上に貢献した。ウインタービジネスやアスレチックにおける返品減が貢献した。アスレチックブランドでは、「カンタベリー」「ダンスキン」「エレッセ」が堅調な推移だった。「スピード」「ブラック&ホワイト」が苦戦した(表2を参照)。