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lululemon athletica inc. 2019年1月期 第2四半期
ヨガパンツなど主力商材が健闘し、増収増益を達成

update: 2018/09/11

ルルレモン・アスレティカ、2019年1月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ルルレモン・アスレティカ、2019年1月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

ヨガやフィットネスウエアを展開するlululemon athletica inc.(ルルレモン・アスレティカ社)の2019年1月期第2四半期(2-7月)連結決算は、ヨガパンツなどコア商材が好調に推移し、増収増益を達成した。売上高総利益率(粗利率)が改善し、販管費率が低下した。

  

連結売上高は13億7,300万米ドル(約1,524億300万円、1米ドル=111円で換算)、24.7%増。粗利率が53.9%(3.6ポイント増)と大幅に改善したほか、販管費率も36.6%(1.9ポイント減)と低下した。その結果、営業利益が2億3,800万米ドル(約264億1,800万円、同)、108.8%増と大幅な増益となった。税引前利益も2億4,300万米ドル(約269億7,300万円、同)、111.3%増と大幅な伸び。四半期利益も1億7,000万米ドル(約188億7,000万円、同)、115.2%増と好調な結果だった(表1を参照)。

地域別では、「North America」(北米)において4店舗の新規出店を実施した。世界市場では、アジア地域やChinaのECビジネス、EMEA(欧州・中東・アフリカ)が2ケタ増で推移するなど健闘した。

期末の直営店舗数は404店(期首より11増)。最も多いのが「United States」(米国。プエルトリコ含む)が275店(1増)。「Canada」(カナダ)が60店(増減なし)、「Australia」(豪州)が29店(1増)。「China」(チャイナ。香港の3店、台湾の店舗を含む)が16店(1増)。「United Kingdom」(英国)が11店(2増)。「Japan」(日本)は4店(2増)に増加した。

財務面は安定している。自己資本比率が大きく低下したが、70%と高い水準にある。有利子負債は計上されていない。手元流動性比率が3.9月と手元資金が潤沢だ。商品回転率はほぼ前年同期比並みだったが、粗利率の上昇により交差比率が改善した。

通期では、連結売上高を31億8,500-32億3,500万米ドル(約3,535億3,500-3,590億8,500万円、同)と予測している。第3四半期(8-10月)では連結売上高を7億2,000-7億3,000万米ドル(約799億2,000-810億3,000万円、同)と予測している。