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メガスポーツ、2018年2月期(非連結)決算
増収するも、損失を計上

update: 2018/06/19

メガスポーツ、2018年2月期 財務数値一覧(表1)

メガスポーツ、2018年2月期
財務数値一覧(表1)

「スポーツオーソリティ」などスポーツ関連小売店を展開するメガスポーツ(東京都)の2018年2月期(非連結、非上場)決算は、増収を達成したが、損失を計上するに至った。自己資本がマイナスに転じ、財務状態が厳しくなっている。

自己資本がマイナスに

同社が公表している損益計算書および貸借対照表を基に、財務数値一覧を作成した(表1を参照)。売上高は730億5,300万円(3.0%増)と増収を達成した。売上高総利益率(粗利率)は35.8%(2.2ポイント減)と低下した。棚卸資産(在庫)が期首に比べ、約8.9%増加している。

営業損益は、20億9,400万円の営業損失を計上するに至った(前期は営業利益12億4,300万円を計上している)。経常損益は、22億5,400万円の経常損失(前期は経常利益12億2,600万円)。当期純損失8億5,900万円(前期は当期純利益8億400万円)となり、各段階で損失計上に至った。

効率性指標では、販管費率が39.1%(2.9ポイント増)と増加。商品回転率も1.8回転(0.1ポイント減)とやや悪化した。交差比率は粗利率の減、および商品回転率の悪化により、64.4(7.8ポイント減)と低下した。

自己資本(株主資本)は前期の25億4,200万円から、18億6,300万円のマイナスに転落した。有利子負債は231億4,500万円(84億2,700万円増)と大幅に増加している。手元流動性資金は微増したが、厳しい財務状態である。