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アシックス,ダンロップスポーツ,adidas Group,PUMA,UNDER ARMOUR,inc
スポーツ主要5社 2015年12月期(上)
増収基調にあるも、利益面で明暗分かれる

update: 2016/03/08

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スポーツ主要5社、2015年12月期 財務諸表

スポーツ主要5社、2015年12月期 財務諸表

国内外の主要スポーツ5社の2015年12月期の連結決算が出揃った。国内ではアシックス、ダンロップスポーツの2社、海外ではadidas Group(アディダス グループ)、PUMA(プーマ)、UNDER ARMOUR,inc(アンダーアーマー)の3社が対象だ。第2四半期決算と似たような傾向で、5社ともに増収基調だったが、コストや為替の影響などにより利益面では格差が表れた。

転換期に差し掛かったアシックス

アシックスは連結売上高が4,000億円を突破し、プーマとほぼ同じ規模になった。アンダーアーマーはやや売上規模が上回っている。ナイキ、アディダスに続く、3位グループの三つ巴の競争は今後も続く様相だ。

アシックスの利益面では、国内の構造改革に伴う出費増や、南米・ブラジルの為替損、米国の売掛金の償却などコストが嵩んだ影響で減益になった。決算移行期に当たるため、前年同期との比較になるが、業容は着実に成長・拡大している。

通期では増収増益を計画している。2020年度を最終年度にする新しい中期計画を発表し、最終年度に連結売上高7,500億円以上、営業利益率10%以上、ROE15%以上を目標数値に掲げた。2020年には東京オリンピックも開催される予定。次のステージへ上がるための転換期に差し掛かっている。