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ビキジャパン ゴルフウエア2016年春夏シーズン
「アルチビオ」──グラフィックがメーンテーマ
「ピッコーネクラブ」──夏はポロシャツが主力アイテムに

update: 2015/10/29

「アルチビオ」。 フレアのニットスカート

「アルチビオ」。
フレアのニットスカート

ビキジャパンが展開するゴルフウエアブランド「アルチビオ」「ピッコーネクラブ」の2016年春夏シーズン。「アルチビオ」はグラフィックをメーンテーマにした。「ピッコーネクラブ」でもグラフィックなどのデザインのほか、レース使いのアイテムを企画した。

汎用性アイテムの需要も高まる

「ピッコーネクラブ」。汎用性も念頭に置いている

「ピッコーネクラブ」。汎用性も念頭に置いている

2015年春夏シーズンの「アルチビオ」は、微増の推移だった。「ピッコーネクラブ」は前年並みだった。百貨店は8-9月が苦戦傾向だったが、上期は健闘したという。展開店舗数は変わっていない。

素材面では両ブランドともに、吸水速乾素材の採用を拡充した。個性的なカラーリングやグラフィックは継続して展開している。スポーツ系小売店では、機能性が支持されるが、ブティック系ショップではファッション性=汎用性のあるアイテムが重視される傾向がある。ブティック系では、カジュアルでは定番の丸首のシャツの需要も、白のガウチョパンツの需要もある。

「アルチビオ」の2016年春夏シーズンでは、コミカルなモチーフ、水玉の総柄、襟にロゴのワッペンを貼り付けるなど、ディテールやデザインでブランドの個性を出した。フレアのニットスカートなど、ゴルフウエアではあまり見かけないデザインも採り入れている。

一方、メンズも15年秋冬シーズンから展開型数を増やしつつある。元々、レディスが強い「アルチビオ」だが、メンズアイテムの店頭における反応も悪くない。30-50代のファッションに関心のある客層が購入するケースが多いようだ。

「ピッコーネクラブ」では、夏はポロシャツが主力アイテムになる。チュニック丈のワンピースなど、タウンで着られるアイテムの需要が増えている。「アルチビオ」よりは色目やデザインがおとなし目に仕上がっているが、汎用性を意識した図柄、スタイリングは引き続きブランドの個性になっている。