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ユニチカトレーディング 2016年春夏 機能素材展

update: 2014/11/27

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「こかげ マックス®‐50」 を使用したウエア

「こかげ マックス®‐50」
を使用したウエア

ユニチカトレーディングは2016年春夏シーズンへ向けた機能素材展を開催した。「Deeply Rooted」をコンセプトに、「素材の根源を見つめ直し、本当に必要なモノにこだわり、素材の持つ役割を、より深く掘り下げる」をサブ・テーマにした。

4つのシーンで「Cooling」を提案

今回は4つのシーン──「着た瞬間の涼しさ」「屋外での涼しさ」「プレー中の涼しさ」「通気による涼しさ」で「Cooling」を提案し、分かりやすい内容にした。新しい素材は「こかげ マックス®‐50」と「デュアルフェイス™」の2つで、4つのシーンに組み込んで、使用するシーンを分かりやすく提案している。

「屋外での涼しさ」では、新素材の「こかげ マックス®‐50」を提案。従来の「こかげ マックス®」よりも細い50デニールの糸で、遮熱性、紫外線遮断機能がより向上した。SPF50前後の機能性を目指している。軽量で薄地だが透けにくいという点が特長だ。

「プレー中の涼しさ」では、気化熱を利用したクーリング素材「打ち水ドライ®」を提案。三角形の異形断面糸を使った素材で、糸の中心に気化促進素材を配する。「通気による涼しさ」では、「スプラッシュエアー®」を提案。撥水機能がメーンだが、メッシュ状の組織で通気機能も併せ持つ。

もう1つの新素材「デュアルフェイス™」は1枚の布帛生地で両面の柄が異なるという体裁。2枚の生地を貼り合わせるボンディングとは異なり、軽量感や上品なソフト感を出すことができる。そのほか、部屋干ししても臭わない制菌の後加工「モイストドライ」も提案。臭いの元になるモラクセラ菌を抑制する機能を持つ。