ピンゴルフジャパン・新製品
空気を味方に飛距離を出す
新製品「G30」シリーズを発表
update: 2014/07/14
ピンゴルフジャパンが7月7日、2015年のゴルフクラブの新製品「G30」シリーズの発表会を開催した。併せて、2014年秋冬から展開するアパレルを紹介した。
「G30」シリーズは自動車の開発をドライバーに置き換え、いかにインパクト時の空気抵抗を減らすかを考えた。ドライバーとフェアウェイウッドのクラウン部分にはタービュレーター(溝)を施した。空気抵抗を軽減させ、ヘッドスピードがアップすることで飛距離もアップするという。タービュレーターとは主に軽飛行機に使用される翼の突起物で、故意に乱流化することで空気を流れやすくする効果がある。
同社では100人のプレーヤーでテストを行い、ヘッドスピードが平均0.3m/s、飛距離で3‐5ヤードアップしたという結果が出た。フェースには超軽量高強度の新素材「T9Sチタン」を採用。前作との対比でセンター部を7%、周辺部を10%薄くして反発を高め、さらに飛距離を追求。重心は前作よりも6%深く、2%低くしたことで安定感と高打ち出し低スピンを実現した。
ドライバーには独自の「ストレート・フライト・テクノロジー」を採用した『SFテックドライバー』もラインナップしている。先日の米国男子ツアー「ザ・グリーンブライヤークラシック」では、同社契約のアンヘル・カブレラ選手が練習日に前作と比較テストし、ドライバーとフェアウェイウッドを差し替えて使用した。カブレラ選手は同試合でツアー優勝し、早くも実戦でその性能が実証された。新製品発表会のゲストとして登場した塚田好宣プロは、「この前のツアーでも使ってみましたが、より飛ぶようになりました」とコメント。7月の全英オープンでも使用する予定だ。