デサント アウトドア 2014年秋冬シーズン
update: 2014/01/30
デサントの2014年秋冬アウトドアビジネスでは、40周年を迎える主力の「マーモット」で新アイテムを強化する。13年春夏からリニューアルオープンした「デサント アウトドア」ではトレイルランニング、バックカントリースキーに焦点を当てる。
「マーモット」――新規アイテム強化
主力ブランドの「マーモット」では、新規アイテムの展開を増やす。「ポーラテック」の中綿と撥水ダウンを使用した「メガワットジャケット」のほか、13年秋冬シーズンに好評だった1000FP(フィルパワー)ダウンジャケットのバリエーションを拡大した。メンズ、レディス、ユニセックスの3タイプで、展開店舗を絞り込み、値下げなし、返品なしという限定品である。
そのほか、900FPダウン、撥水機能を持った「クイックスダウン」の採用ジャケット(750FP)、動きやすさを考慮した「3DeFX+」ジャケット、耐水性3万mm、透湿性6万g/㎡の高機能ジャケット「フュージョンドライジャケット」を企画した。
ブランド40周年(今年4月)を記念して、記念モデルや復刻モデルを企画した。また、四角友里との協業ラインでは、プリント柄のダウンや和テイストのアイテムを投入する。これらの施策は自主管理売り場の強化策である。
「デサント アウトドア」――バックカントリースタイルを提案
「デサント アウトドア」では「マーモット」との住み分けも考慮し、提案シーンをトレラン、バックカントリースキー、トレッキングに絞り込んだ。より高機能でシャープなデザインをセールスポイントにする。
秋冬ではトレランの深掘りを進める。トレラン向けシューズ「イノヴェイト×デサント」とデザインを連動するなど、相乗効果を狙っている。「イノヴェイト」取扱店やスキー専門店の展開も視野に入れている。