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エスエスケイ シューズ展 2013年秋冬
「パラディウム」――今春から約150店舗でスタート
13年春夏から「UBIQ」ブランドを卸で展開

update: 2013/01/28

「ウルバリン」。「ICS」搭載のモデル

「ウルバリン」。「ICS」搭載のモデル

エスエスケイの2013年秋冬シューズ展が開かれた。今春から新たにスタートする「パラディウム」ブランドはシューズ専門店約150店舗で販売を始める。また卸ビジネスでは今春から、東京発のブランド「UBIQ」(ユービック)の取り扱いを始める。

「ヒュンメル」

「ヒュンメル」

今回の展示会から、「ヒュンメル」ブランドのカジュアルシューズを加え、「ウルバリン」「パラディウム」「UBIQ」の4ブランド体制で提案する。売り上げが順調に伸びている「ウルバリン」に続くブランドを育てるため、エスエスケイのシューズビジネスとしてトータルに提案する狙いがあるようだ。

「ウルバリン」では、かかと部分に内蔵されたクッション性を調整できる「ICS」(Individual Comfort System)を搭載した新モデルが一押し。足の形状や歩き方に合わせて、クッション材の配置を調整することができるシステムだ。上代価格を2万円前半-1万円台後半に抑えた「No.1883 コレクション」も提案商品。定番品は上代価格が5万円台と高価で、主要販路は百貨店やセレクトショップと限定されていた同ブランドで、裾野を広げる商品群として期待が掛かる。


「パラディウム」

「パラディウム」

「パラディウム」は今春からスタートする新ブランド。2シーズン目の13年秋冬はキャンバス地、ビンテージ風のレザー、防水レザーとナイロン素材のハイブリッドの各モデルを企画した。

「ヒュンメル」は、日本限定カラーのオールブラックモデルが登場。そのほか、レディス専用品番ではベルクロ採用モデルを提案した。ランニングシューズでは、カジュアル要素を前面に出した「アーバンジョガープレミアム」を企画。フットボール・ハンドボールのシューズをモチーフにしたカジュアルラインも提案した。


「UBIQ」。「エヴァンゲリオン」のコラボ品

「UBIQ」。「エヴァンゲリオン」のコラボ品

「UBIQ」は2002年、東京で設立されたブランド。10代後半から25歳の男女がターゲットで、セレクトショップの「ナノユニバース」「ビームス」、「TOMMY」などの幅広いファンと重なる。価格は1万2,000−1万4,000円。ベーシックな「クラシックスタイル」は原色を用いた落ち着いたテイスト。コラボレーション品は他ブランドやアニメのキャラクターなど幅広い分野を対象にする。13年春夏モデルでは、アニメ「エヴァンゲリオン」とのコラボモデルも登場した。