グリップインターナショナル
「ビバハート」　2017年春夏展
リブランディングを実施した初シーズン

update: 2016/09/20

グリップインターナショナルのゴルフウエアブランド「ビバハート」がリブランディングする2017年春夏シーズン。既存顧客のほかに新規層も取り込む目的で、デザインのシンプル化、感性の若返りを図った。

17年春夏は前年比130％を計画

ブランド立ち上げから十余年が経過し、既存顧客の年齢も高くなってきたこともあり、このタイミングでリブランディングに踏み切った。ピンクをベースカラーに柄ものなどを採り入れ、レディスを中心に甘いテイストが特徴だった。新生「ビバハート」では、無地を増やし、スポーツテイストを採り入れて感度の若返りを図っている。

展示会を訪れた小売店からは好評を得たという。意図した企画路線が受け入れられたようだ。特に女性のバイヤーから、「（ベーシック寄りのテイストで対象顧客の）幅が広くて安心できる」との声が多かった。

デザイン面だけではなく、素材や機能面でもリニューアルを図った。強化アイテムにするパンツでは、ユニチカと共同開発したオリジナル素材を採用。糸から開発したポリエステル100％の4WAYストレッチ素材を使用している。アパレル出身のゴルフウエアではあまり見られなかった“機能タグ”も付けた。

新規客を想定し、価格を抑えたエントリー向け商材も企画している。課題はシーズン立ち上がり時の販促活動。タグやPOPを店頭に提供し、ブランド発信に力を入れる。17年春夏シーズンは前年比130％を計画している。