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スポーツ関連企業の合同展「SIMEx2019」
脱“顧客の囲い込み”、共同で集客を図る

update: 2019/06/26

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来場者は小売店が中心、副資材関連企業も関心

「SIMEx2019」。会場には仕切りを設けず、 顧客も互いにシェアする

「SIMEx2019」。会場には仕切りを設けず、
顧客も互いにシェアする

そのほか、この合同展で興味深い点は、出展社がメーカーに限定されていないこと。自社商品を開発・販売する小売店、中島スポーツ(宮崎県延岡市)も出展社に名を連ねていた。自社品の販路拡大を目的に出展したという。

展示会の来場者のおよそ70%はスポーツ関連の小売店。20-30%は出展社に売り込みをかけたい副資材関連企業だという。そのほか少数だが、非スポーツ系もメーカーも来場するらしい。

年々、展示会の規模を大きくし、「2025年に100社」の出展社数を目指している。新規の顧客に「情報を発信できる点」(ATOMS)もメリットだと考えている。現時点で組織化する計画はなく、個々の企業の方針を尊重する方針だ。既存の大手企業と競合するのではなく、その隙間のニーズを共同で拾っていこうとする姿勢がうかがえる。