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東レ スポーツ素材 2013年春夏
軽量・着心地を重視

update: 2013/04/01

 「エアータスティック」。軽量感が特徴

「エアータスティック」。軽量感が特徴

東レは2013年春夏シーズンのスポーツアパレルで、軽量・着心地を重視した機能素材を展開する。秋冬シーズン、特にアウトドアシーンでは軽量性のニーズがますます高まっているが、春夏でも同様に軽量や快適性を求める傾向が強くなっている。

ランニング、アウトドアが活況

スポーツ市場はランニング、アウトドアが活況を呈している。13年春夏のスポーツ素材もこうした市場からのニーズが高まっている。アウトドアでは「プライマリスト」を提案。同社グループの東レ・オペロンテックスのポリウレタン伸縮素材「ライクラ」と組み合わせた2WAYストレッチが特徴だ。

織物素材の「ドットエア」も先シーズンに引き続き提案する。生地にドット(水玉)の穴が開いているクーリング素材だ。「フィールフィット」は吸水速乾・軽量の素材で、肌触りの良さが特長だ。

13年秋冬シーズンでは、アウトドアやスキーウエアでポリエステルの織物の「エアータスティック」を展開する。細番手の糸を使った高密度織物で、軽量性が特徴。ストレッチ性を加えた「エアータスティック+ストレッチ」はゴルフウエアを中心に展開する。

また、耐摩耗性・軽量・保温性を持つニット素材「アールモール」を秋冬シーズンに提案する。本来、秋冬が苦手な素材だというが、軽さ・ストレッチと肉厚感という両立が難しい要素を付加した生地として、シェア拡大を図る。

14年春夏シーズンはアンダーウエア用の「フィールドセンサー」。ソフトなコンプレッション(着圧)で、「ライクラ」を使用した生地だ。