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「タビオ スポーツ」
12年春夏シーズンは140%に

update: 2012/10/25

認知度が高まってきた「タビオスポーツ」

認知度が高まってきた「タビオスポーツ」

靴下専業メーカー、タビオが展開する「タビオ スポーツ」の12年春夏シーズンは前年同期比140%と2ケタ増だった。90%を占めるのがランニング用ソックスで、マラソン市場の好調が売上増を後押ししているようだ。

認知度が徐々に高まる

販路の中心は自社で展開する店舗「靴下屋」が60%と主力だが、ランニング関連の専門店や自社サイトの売り上げが伸びているという。ECサイトの「ランネット」でも販売している。百貨店からの引き合いも増えており、徐々に認知度が高まっている。「タビオ スポーツ」のソックスはユニセックス対応だが、女性物の多い「靴下屋」が多いせいか、購入者の約40%が女性客だ。

売れ筋のサイズはSとMでそれぞれ40%ずつ、SSとLが10%ずつの比率。Lサイズではまとめ買いが多く、伸び率はMよりも高い。外国人観光客の多い空港店が好調だという。

売上規模はまだ小さいが、生産に時間がかかることもあり、供給には伸び代がある。昨年に比べ約1.5倍、年間40万足強へ供給量が増えている。

来春には新製品を発売する予定。トレイルランニング用のモデルも展開中で、新しい分野への展開・開拓の可能性もある。