ゼット「TIMBUK2」
13年春夏から取り扱いスタート
update: 2012/08/30
販路で住み分け
来春ゼットでも展開し始める「TIMBUK2」
展開チャネルは、インターテックが従来の自転車関連流通を引き続き担当。ゼットはスポーツ専門店や量販店、百貨店、アウトドア店舗、バッグ流通などを開拓する。またゼットでネット販売も展開する予定だ。
対象の顧客層は20－30代の若い世代。メッセンジャーバッグで1万3020－1万5225円（税込み）と買いやすい上代設定だ。米国では顧客の半分が“マック”（アップル社のコンピューター）ユーザー。「iPhone」や「iPad」などのケースも作っており、新しい顧客層を取り込める可能性がある。メッセンジャーバッグを軸に「シェア拡大の余地はあると思う」（伊藤忠ファッションシステム担当者）と期待を寄せる。ゼットも展示会における小売店の評価に手応えを感じている。「アップル」と「デル」が世界規模で「TIMBUK2」の商品を販売しているというが、これが日本市場で実現すればかなりのインパクトになるだろう。
現在の売上規模は約2億円（出荷ベース）。2015年には10億円（上代ベース）の計画を立てている。安売りをせず、ブランドの価値が保てる小売店を選んで拡販を進めるという。別注企画も可能だそうで、セレクトショップなどが興味を示しそうだ。
