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アシックス、カシオ計算機と協業でランナー向けパーソナルコーチングサービス「Runmetrix」の提供をスタート

update: 2021/01/28

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アシックスとカシオ計算機が協業した「Runmetrix」 (左から協業ランニングシューズ、モーションセンサー、専用「G−SHOCK」)

アシックスとカシオ計算機が協業した「Runmetrix」
(左から協業ランニングシューズ、モーションセンサー、専用「G−SHOCK」)

アシックスがカシオ計算機と協業し、ランナー向けパーソナルコーチングサービス「Runmetrix」(ランメトリックス)の提供を3月から本格スタートする。アシックスのランニングに関する知見と、カシオ計算機の計測機器やノウハウを融合させたサービスで、専用のアプリケーション、センサー、カシオの時計「G-SHOCK」を活用する。

“スポーツ×デジタル”への挑戦

事の発端は2年前で、2019年5月にカシオが発表した中期経営計画の中で、アシックスとの協業を表明していた。2020年度(2021年3月期)から2社による個人ランナー向けのサービスを始める計画を立てていた。それが今回、公表したランナー向けパーソナルコーチングサービス「Runmetrix」だ。

「Runmetrix」は専用のアプリ・モーションセンサー・「G-SHOCK」で構成する。センサー単独でも使用することができる。これらの計測アイテムを活用し、個人ランナーのランニングデータ──走るフォーム、ペースやピッチ、走行距離などを記録。目的に応じたトレーニングプログラムを作成できるほか、上達の度合いを可視化して今後のランニングの参考にする事も可能だ。

かねてアシックスは中期的な取り組み分野の1つとして、「デジタル」を掲げていた。オンライン会見に臨んだアシックスの廣田康人 代表取締役社長COOは「“スポーツ×デジタル”が重要になると思うが、『Runmetrix』はその中核をなす取り組み。ゆくゆくは全世界でも販売を拡大させたい」と抱負を語った。