TOP > 企業レポート > ミズノのゴルフビジネス グローバルモデ...

ミズノのゴルフビジネス
グローバルモデル「JPX 921 アイアン」シリーズを発表

update: 2020/09/16

ミズノのグローバルモデル 「JPX 921 アイアン」シリーズ

ミズノのグローバルモデル
「JPX 921 アイアン」シリーズ

ミズノが9月15日、ゴルフクラブのグローバルモデル「JPX 921 アイアン」シリーズを10月9日から発売すると発表した。国内だけでなく、世界市場を対象にしたグローバルモデルに位置付ける。

今後は世界統一クラブで拡販を目指す

ミズノのゴルフビジネスはコロナ禍の影響で、3-5月は欧米市場で苦戦した。6月以降は回復し、米国では前年を確保するなど健闘が見られる。国内外に5カ所のアッセンブル工場を持つ同社。今回のグローバルモデルを武器に、世界規模の拡販を目指す。

今後は2020年のような偶数年に「JPX」を、奇数年に「Mizuno Pro」を交互にリリースしていく計画だ。「Mizuno Pro」シリーズは国内で展開するカスタムオーダー専門のアイアン。全国およそ360店の販売店「MIZUNO GOLF CUSTOM FITTING SHOP」(GCF)で取り扱っている。

今回発売する「JPX 921 アイアン」シリーズは3タイプ。うち「フォージド」「ホットメタル」には、フェース部にクロムモリブデン鋼を初採用し、飛距離性能アップを目指した。フェース部の“肉薄”化が進んだことで、反発性能が向上した。他社モデルと比較して、高初速エリア(反発係数が0.8以上のエリア)が広いアイアンになった。

「JPX 921 アイアン」シリーズの販売目標は、グローバルで20万セット、国内で3万セット。今後は世界共通のモデルに統一していく方針で、強みにするカスタムフィッティングをベースに、アイアンの世界規模での拡販を推進する。