アシックス、直営店売り上げ
日本市場が復調

update: 2020/08/04

アシックスのWeek30（7月20－26日）までの直営店売り上げ推移は、日本市場が前年の70％程度まで復調したほか、欧州ではほぼ前年並みに回復した。中国市場は引き続き前年を上回る推移を続けている。米国が店舗の再開が遅れている影響で、回復のスピードは緩やかだ。

中国がプラス成長、欧州は前年並みを回復

今期（2020年12月期）はコロナ禍の影響で売上推移が前年と大きく異なることもあり、限定的に直営店の売上推移を2週間ごとに開示している。

日本市場はWeek21（5月18－24日）辺りから店舗運営が開催され始め、売り上げが徐々に回復していった。Week26（6月22－28日）以降は前年の60％前後の推移。直近のWeek30では、前年同期比70％程度まで回復してきている。

欧州は、Week29では前年を上回り、Week30もほぼ前年並みと復調した。Week16（4月13－19日）以降、徐々に売り上げが右肩上がりで回復していき、一時減収する局面もあったが、順調な推移だった。

中国市場は好調な推移を続けている。一時期、前年を下回ったこともあったが、Week21前後以降はほぼプラス成長だ。直近のWeek30も前年比を約30％上回り、好調を持続している。