TOP > 企業レポート > ミズノ、シャープ産業を子会社化

ミズノ、シャープ産業を子会社化

update: 2020/04/27

観戦グッズなど、 野球を中心に相乗効果が期待できる (イメージ画像。ミズノオオサカ茶屋町)

観戦グッズなど、
野球を中心に相乗効果が期待できる
(イメージ画像。ミズノオオサカ茶屋町)

ミズノが5月末をめどに、プロ野球チームの阪神タイガースなどのオフィシャルグッズを手掛けるシャープ産業株式会社(神戸市)を子会社化する。5月29日に同社の全株式を取得する予定だ。

スポーツグッズ事業などへの相乗効果を期待

ミズノはシャープ産業を子会社化することで、コア事業である「スポーツ品製造販売事業」の強化に加えて、スポーツ観戦熱に対する各種グッズの販売強化やスポーツ以外の分野への事業拡大やブランド価値の向上を目指す。

シャープ産業は1957年の創業。阪神タイガースなどプロ野球球団のオフィシャルグッズを手掛けるほか、高校野球大会のオフィシャルグッズも扱っている。そのほか、高校ラグビー大会や各種スポーツ大会の記念品、校名のロゴを使用したオリジナル商品なども企画する。前期(2019年度)の売上高は22億1,400万円、営業利益は1億5,500万円。

今回の子会社化により、プロ野球球団との提携がより強固になることが期待される。人気球団、阪神タイガースに対しても、「シャープ産業との協業で提案力を高め、より強固な関係に発展させたい」(広報)と考えている。