ピンゴルフジャパン、TSIグルーヴアンドスポーツとゴルフウエアのライセンス契約を締結
update: 2020/03/26
両社が公表したリリース。
当面はゴルフシーンのウエアを展開する
ピンゴルフジャパン（東京）がTSIグルーヴアンドスポーツ（東京）との間で、ゴルフウエアのライセンス契約を締結した。2020年春夏シーズンから、本格的に販売を開始する。既存のグローバルラインとは一線を画し、日本のゴルフウエア市場を熟知するTSIグルーヴアンドスポーツとのライセンス契約が適切だと判断した。
3年後に20億円、5年後には35億円を目指す
ピンゴルフジャパンは2014年秋冬シーズンに自前の企画で、日本市場向けのアパレルラインを展開し始めたが、数シーズンで休止するに至った経緯がある。今回はゴルフウエアのライセンス展開で実績のあるTSIグルーヴアンドスポーツと組み、アパレルビジネスでも業容を拡大する狙いだ。
TSIグルーヴアンドスポーツは「パーリーゲイツ」や「ジャックバニー」「ニューバランスゴルフ」など、ゴルフウエアブランドを展開している。昨年まで、キャロウェイゴルフカンパニーとの合弁会社において、「キャロウェイゴルフ」のアパレルも展開していた。「キャロウェイ」は米国市場において、「テーラーメイド」「ピン」と並ぶ3大ゴルフブランドの1つ。同社のアパレルの成功事例をピン社が参考にしたことは想像に難くない。
新生「ピンゴルフ」のアパレルは、当面ゴルフシーンに焦点を当てた商材を展開する計画だ。機能性を標準装備し、TSIグルーヴアンドスポーツが得意とする“ファッション性”も盛り込んでいくという。タウン着としての汎用性は意識していない。
基本的なテイストは、既存の“クール＆スポーティー”を受け継ぎ、「ピン」発祥の地・アリゾナをイメージしたデザインを採り入れていく。主要アイテムの価格帯は、トップス類（ポロシャツやジップアップシャツ）が1万2,000－1万4,000円、ボトムス（ロングパンツやスカートなど）が1万3,000－1万7,000円。
当初は百貨店と直営店から販売をスタートさせ、その後はゴルフ専門店や量販店への拡販を視野に入れている。ブランドの売上高は3年後に20億円、5年後に35億円を目指す。
