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ゴールドウイン、カンタベリーオブニュージーランドジャパン
レプリカウエアが好調な売れ行き

update: 2019/10/01

ウエアを提供する ラグビー日本代表チームの活躍も 後押ししている

ウエアを提供する
ラグビー日本代表チームの活躍も
後押ししている

ゴールドウインのグループ企業でラグビーブランド「カンタベリー」を展開するカンタベリーオブニュージーランドジャパン(東京)が企画したラグビー日本代表のレプリカウエアが好調な売れ行きだ。9月23日までの累計で、およそ12万枚を販売した。

ラグビー日本代表チームの活躍が後押し

同社はニュージーランド発のラグビージャージーが起点のアパレルブランド「カンタベリー」を手掛ける。前述の通り、日本代表チームなどの公式ウエアを提供するほか、国内では高校生など学生プレーヤーを中心に、ラグビーウエアを販売している。

同社では、日本開催のラグビーワールドカップ(W杯)の相乗効果を最大限に活用する方針だ。日本代表チームの公式ウエアブランドとしての立場を活かし、認知度を高めると同時に、新しいファンの開拓にも力を入れている。W杯関連アイテムの販売強化に加えて、ラグビージャージーのイメージを採り入れたタウン向けのライフスタイル商材も拡充する。

タウンユースを意識した カジュアルスタイルも 強化ポイントだ

タウンユースを意識した
カジュアルスタイルも
強化ポイントだ

日本代表チームのレプリカウエアは7月10日から発売を開始した。最初の1カ月の売上枚数は5万枚と好調なスタートだった。日本チームが初戦のロシア戦で勝利した後──9月23日までに、累計で12万枚にまで達した。

参考までに、2002年に開催された日韓サッカーワールドカップでは、日本が開催地になったが、その時の日本代表チームのレプリカウエアの販売枚数が30万枚と言われている。ちなみに同大会のイングランド代表チーム――当時は「アンブロ」がウエアを提供。ライセンス先のデサントが企画を担当した──のレプリカウエアの販売枚数は約6万枚だった。サッカーW杯の自国開催の時と比べても、その波及効果に見劣りはない。今後、「カンタベリー」ブランドをどこまでエンドユーザーに認知してもらえるか、注目が集まる。