デサント、テニスウエア「バボラ」
2018年春夏は好調な推移
update: 2018/07/12
今年の春夏は好調な推移の
テニスウエア「バボラ」
デサントが住友ゴム工業との間でライセンス展開するテニスウエアブランド「バボラ」。2018年春夏シーズンは新しい商品群が人気で、好調な推移だという。メリハリのある商品構成が功を奏したようだ。
40－50代のパーソナルユースを取り込む
18年春夏の業績は、全体のおよそ45％の主要店において前年同期比130％で推移している。今春から新しいラインに改編した効果が表れた。明色が特徴の「カラープレー」ラインと、落ち着いた色調の「フラッグシップ」ラインの2つのカテゴリーで構成する。
特に「フラッグシップ」の反応が良く、メンズ・レディス共に40－50代のパーソナルユース向けに買われているようだ。学生のプレーヤーは減少傾向にあるという。メンズ・レディスの売上比率は45対55。以前は4対6で、レディスが主力だった。「フラッグシップ」の投入もあり、メンズ顧客──特に若年層が取り込めつつある。
展開店舗数はほぼ変わっていない。基本的に既存の住友ゴム工業の販路を通じて販売しているため、卸が主体だ。テニス専門店がメーンで、ラケットの「バボラ」の知名度が高いという相乗効果もあり、プレー志向のユーザーから人気がある。
好調な推移の18年春夏シーズン。2019年春夏シーズンは1ケタ台後半の伸びを目指す。商品量は増やさず、効率を高めていく。主力のテニス専門店の実績アップに力を入れる。
