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ミズノのサッカービジネス 2017年シーズン
新モデル「レビュラ」がけん引役に

update: 2018/02/14

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「モレリア」と共に1つの柱を形成する 「モナルシーダ」

「モレリア」と共に1つの柱を形成する
「モナルシーダ」

ミズノの国内サッカービジネスが堅調な推移だ。昨年に市場投入した新モデルのスパイクシューズ「レビュラ」がけん引役になったこともあり、2017年度は前期比102-103%で着地できそうな見通しだ。

「モレリア」「モナルシーダ」と2本柱を形成

昨年夏に市場投入した「レビュラ」は、既存モデルの「イグニタス」「バサラ」を集約して、勝負をかけたモデルだった。「手応えは上々」(コンペティションスポーツ事業部 事業企画部事業企画1課、北浦洋祐アシスタントマネジャー)で、一定の成果を挙げていると判断している。ミズノのサッカービジネス全体で、2017年度は前期比102-103%で着地できそうな見通しだ。スパイクシューズに限定すると、同103-104%の見通しだ。国内3番手ブランドとしての立ち位置を確保しているという。

12月には「レビュラ」の新色モデル(2種類)をリリースしたが、これが店頭の活性化に貢献した。本田圭佑など契約選手の活躍も後押しし、初シーズンは好調な推移だった。新しいサッカープレーヤーのニーズを「レビュラ」という新しいモデルに集約した挑戦だったが、エンドユーザーにはその提案が届いたようだ。

「レビュラ」の新色モデル

「レビュラ」の新色モデル

主力のスパイクシューズでは、「レビュラ」ともう1つの柱を形成する「モレリア」シリーズが健闘している。ハイエンドモデルの「モレリア」と、その弟分である「モナルシーダ」の2タイプ。トップ選手から安定した支持のある「モレリア」、日本のサッカープレーヤーが求める要素を追求した「モナルシーダ」が、地道にユーザーのニーズを取り込んでいる。「『モレリア』と『モナルシーダ』は2つで1つのシリーズと考えている。『モナルシーダ』は『モレリア』のファンを作るきっかけになるモデルに位置付けている」(北浦マネジャー)。