ミズノ、機能性ビジネススーツ
「ムーブスーツ」を今春、発売
update: 2018/01/26
契約選手の1人である
ロサンゼルス・ドジャースの
前田健太投手を起用
ミズノは3月16日から、野球ユニフォーム用に開発した素材を使用したビジネススーツ「ムーブスーツ」を発売する。動きやすさや耐久性、イージーケアなど、野球ユニフォームで培った機能性を、ビジネススーツにも盛り込んでいる。
2020年には5億円の売り上げを目指す
昨今、紳士服専門店では、ニット素材やウオッシャブルなど、機能性を謳ったビジネススーツが定番になっているし、またその需要も増えている。機能素材の開発が進んだこともあり、織物が常識だったスーツ市場において、ニット素材を使ったモデルも定位置を占めつつある。
「ムーブスーツ」はそうした機能性を付加したスーツを求める一般ユーザーのニーズを意識して開発された。同社が強みの1つにしている種目＝ベースボールでは、ユニフォームの動きやすさ・耐久性・伸縮性・防汚性が要求される。機能的な動きを追求する点では、スーツと共通項がある。
昨年暮れに開催されたミズノのプロ野球契約選手との「アンバサダーミーティング」の会場にも、この「ムーブスーツ」が展示されていた。契約選手に試着してもらうためたが、関心を寄せる選手が複数見られた。
「ムーブスーツ」の特徴は、動きやすい設計、耐久性・ストレッチ性に富む素材、糸に樹脂を被膜加工して防汚性を持たせていること。既存のスーツ同様、12のタイプを展開する。素材にはポリエステルを使用した。上代価格は2万8,800円（本体価格）。販路は、当初は「イオン」の80店舗で展開する。初年度の売上目標は1億円。2020年には5億円の売り上げを目指す。PRには、契約選手の1人であるロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手を起用する。
