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キャトル、スポーツ用品アウトレット
BtoCサイト「SPOLET」を開設

update: 2017/10/25

「SPOLET」のホームページ画面

「SPOLET」のホームページ画面

キャトル株式会社(大阪市西区、山本佳治チーフエグゼクティブオフィサー)がこのほど、BtoCのスポーツ用品のアウトレットサイト「SPOLET」(スポレット)を開設した。商品紹介・販売に加えて、情報発信も行う。商品を販売する出展社名が出ない点が特徴だ。

将来的にはコミュニティーの場にも

サイトの形態は、「amazon」(アマゾン)に近いマーケットプレイス型。スポーツメーカーに加えて、スポーツ小売店も出展する。通常は出展社名が明記されているが、「SPOLET」では名前が出ないスタイルを採っている。

同サイトでは、コンテンツを重視し、商品の特長を詳しく紹介して購買につなげる。その延長で、“コト”の提案も重要視しており、例えば親子でキャッチボールをする楽しみや野球のルールを紹介した上で、それに必要なグラブなどの用具を紹介するというアプローチ手法で商品の魅力を伝えようと考えている。

“コトからモノ”へは、スポーツ業界ではかなり前からその必要性が指摘されてきたが、それをサイト上で実施する構想がある。市場の形成にもつながることだが、スポーツの普及にも力を入れようとしている。既存サイトのように、単に物販だけでは終わらない新しい形態のECサイトの確立を目指している。

主要ターゲット層は学生、社会人サークル。開設時点で、約2,000点の商品を扱っている。コンテンツを強み仕様としている点が、既存の物販サイトと最も異なる点。情報発信をきっかけにして、顧客作り、販売にまでつなげていく。

スタート時はアウトレット形態だが、3年後をめどにウェブマガジンへ移行する計画。取り扱う商品もプロパー品へ切り替えていく。行く行くはCtoCの“掲示板”を作り、顧客同士のコミュニティーの場にもする構えだ。「SPOLET」のURLは、 https://www.spolet.jp/