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エスエスケイ、アウトドアブランド「ショッフェル」
今秋めどにリブランディング、“リラックス”を日常に

update: 2017/09/04

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カギを握る女性客

カギを握る女性客

カギを握る女性客

本国・ドイツでは、ブランドの顧客の60%が女性。その点では、日本市場でも女性客を取り込んでいける素地がある。日本国内の既存のアウトドアブランドは、大半が男性客をメーンにしている。そうした点でも、差別化を図れる可能性がある。その1つが、“グランピング”の提案。女性客を想定したグランピングのクラブを作り、エンドユーザーとの交流の接点に活用する計画だ。「ブランドのエントリー客を増やす」(河野部長)狙いがある。

ライフスタイル市場を意識した提案の1つとして、トートやリュックといったタウンでも使用できる商材をライセンス企画で展開する。トレッキング系商材は本国・ドイツの企画でフォローし、インポートとライセンス品をバランス良く展開する計画だ。リブランディングを機に、新しいブランドロゴも追加する。カジュアル=ライフスタイル需要を取り込む目的がある。

前年度(2017年7月期)の既存店の実績は、主要4店舗で148.5%と好調な推移だった。店頭売り上げも着実に伸びてきている。今秋のリブランディングを起爆剤に、「ビジネス的にも成功させたい。Eコマースにも力を入れる」(河野部長)と意欲的だ。雑貨が主体になるが、行く行くは卸ビジネスの展開も視野に入れている。