ミズノの施設受託ビジネス
大阪・松原市の「まつばらテラス(輝)」がオープン
update: 2017/01/13
ミズノが新規事業として強化する施設受託ビジネスは、1月16日オープンの「まつばらテラス(輝)」(大阪・松原市)を加えると、148の契約数まで拡大している。運動プログラムや運動施設の管理・運営、関連商材の販売などを手掛け、年間の売上規模が200億円台と主力ビジネスの1つに育ってきた。
カルチャーセンターと協業した初の試み
ミズノの施設受託ビジネスは、2016年度(2017年3月期)で283億円を計画している。中期的には、300億円規模まで業容を拡大する構えだ。今月16日オープンの新規施設「まつばらテラス(輝)」を含めると、契約数は148に上る(受託した施設数はさらに多くなる)。
新規施設の「まつばらテラス(輝)」は、大阪府松原市の公共施設で、ミズノグループ(ミズノおよびミズノスポーツサービス)とカルチャーセンターを運営する「よみうり文化センター」が共同で受託した。建物は大和リースが手掛けた。
ミズノが受託する物件は、基本的にスポーツに関する施設やサービス内容が中心だったが、今回の「まつばらテラス(輝)」は「よみうり文化センター」と協業した点が特徴だ。ミズノグループが受託し、運営はミズノスポーツサービスおよび「よみうり文化センター」が担当する。
ミズノスポーツサービスは施設の管理運営を主事業としているミズノの100%子会社。同社の中村晃之 スポーツウエルネス営業部長は「まつばらテラス(輝)」について、「カルチャーセンターと協業でサービスを提供する例は初めて。また、当社のコンテンツを凝縮した(現時点での)集大成の施設でもある」と説明する。
ミズノが提供する主なプログラムは、高齢者向け健康増進プログラムの「ラララサーキットライト」や、ダンス技術の習得と運動能力の向上を目指す小学生以上を対象とした「B.T.ダンス」、自社品「ノッテヒット」を使った独自プログラム「ノッテヨガ」など。