住友ゴム工業、ダンロップスポーツ
海外の「DUNLOP」ブランド事業を買収
update: 2017/01/11
住友ゴム工業が海外の「DUNLOP」(ダンロップ)ブランド事業を買収し、同社のスポーツ事業子会社であるダンロップスポーツがその管理・運営に参画することになった。同ブランドの海外の商標権およびスポーツ用品事業、ライセンス事業が対象で、買収金額はおよそ1億3,700万ドル(約161億円)。
世界規模の展開が可能に
買収の対象は、英国のSports Direct International plc (スポーツダイレクトインターナショナル社、以下SDI社)が所有するブランド事業。買収後は、住友ゴム工業とダンロップスポーツが共同で設立する新会社「ダンロップインターナショナル」が運営を担う。
「DUNLOP」ブランド事業は、タイヤ、スポーツ/産業品、スポーツ用品、ライセンス品――ウエア、シューズ、バッグ、眼鏡、時計等で、多岐にわたる。アジアなど既に住友ゴム工業グループが所有しているライセンス事業は含んでいない。
スポーツ分野では、全世界で「ダンロップ」ブランドを自社ブランドとして展開できるようになる。ゴルフビジネスでは現在、「スリクソン」「ゼクシオ」ブランドを主体に展開しているほか、テニスでは「スリクソン」ブランドを主体に強化を図っている。今後は「ダンロップ」を世界統一ブランドとして、新しい種目や切り口、商材を通じ、業容の拡大を図れる体制が整った。