TOP > 店頭レポート > 松坂屋 名古屋店 ゴルフ関連売り場 改...

松坂屋 名古屋店 ゴルフ関連売り場
改装オープン後、前年比増と好調に推移

update: 2015/12/21

1ページ2ページ次のページへ >
前年を上回る売上推移の 松坂屋名古屋店ゴルフ売り場

前年を上回る売上推移の
松坂屋名古屋店ゴルフ売り場

今年8月19日に移床・リニューアルオープンした松坂屋名古屋店のゴルフ売り場。面積は約600坪から400坪へコンパクトになったが、効率が高まり、11月までの売上推移は、5.8%増と堅調だ。当初の狙いにしていた新規客──40-50代の来店が増えているという。

40-50代の新世代顧客を取り込む

ゴルフ用品コーナーも充実。 カスタムを中心に好調な推移だ

ゴルフ用品コーナーも充実。
カスタムを中心に好調な推移だ

松坂屋名古屋店は現在、2016年春のグランドオープンに向けて順次、改装を進めている。今夏のゴルフ・スポーツ関連売り場の移床・改装もその一環。南館4-5階から北館4階へ拠点を移した。南館を増築した2003年以来の大規模改装で、ゴルフ関連売り場など、全体的にコンパクトになった。フィットネス・スイム・アウトドアなど一般スポーツ商材も取り揃える。

改装の大きな狙いについて、松坂屋 名古屋店 営業2部ゴルフ・スポーツ、新井啓(あらい・けい)マネジャーは、「40-50代の次世代顧客を取り込みたかった」と説明する。メーンのゴルフウエアでは、名古屋初展開を含む計18ブランドが集積している。業界では、「日本一のゴルフウエア売り場」との呼び声が高い同店。編集型ショップ「ZAKKAゴルフ」も名古屋で初展開だ。メンズの販売代行ショップが運営する同コーナーは、ゴルフウエアとメンズファッションの融合を図っている。「今まで来てもらえなかった顧客層に来てもらえるようにしたい」(新井マネジャー)と抱負を語る。

60代以上のアクティブシニアと呼ばれる主要顧客層が中心だが、戦略ターゲットである「40-50代の伸び率がいい」(新井マネジャー)。移転リニューアルオープンしたため、告知・認知度不足の面もあるようだが、前年同期対比で5.8%増と、改装後初めての秋冬シーズンは順調な推移のようだ。

ゴルフウエアのほか、クラブなどゴルフ用品売り場も充実している。最近の百貨店ゴルフ売り場では珍しくなった試打室、工房を備えており、クラフトマンが常駐する。カスタムフィッティングに力を入れており、売り上げも順調だという。マルマンゴルフの「マジェスティ」の売り上げは、日本一の規模だという。