デサント 「アリーナショップ 大阪」がオープン
update: 2015/10/13
チームニーズも取り込む
1991年に東京・原宿に1号店を出店後、福岡、名古屋、札幌へ店舗を開設してきた。今回の大阪出店で、「アリーナ」直営店の出店は一段落する。売り上げに占める自主管理売り場の比率を現状の30%から50%にまで高める計画だが、同店の出店は既存のショップインショップやコーナー売り場の活性化にもつながる。
百貨店など周辺店舗との住み分けも考慮し、水泳の学生チームの需要も取り込む。ターミナルである大阪駅から徒歩数分という好立地を活かし、顧客を増やそうとしている。また一般スイマーへは積極的にフィッティング(試着)を勧める。フィッティングルームを3カ所に設置し、専門スタッフによる接客で差別化する狙いだ。
初年度の売上目標は8,000万円。5年後には1億円を計画する。国内のアスレチック市場は「微増傾向」(森光正次 執行役員 アスレチックブランド統括部長)だと分析。スイムは非日常シーンの種目と見ており、ほかの競技と比べユーザーへのアプローチ方法が異なるようだ。どこまで幅広いスイマーを呼び込むことができるだろうか。