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ランニングとトレランの専門店「トレイルフェスト」
“ランニングイベント”で顧客を囲い込み

update: 2017/10/06

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店外催事で顧客との信頼を築く

オフィスパーソンを対象にした同店では、仕事帰りの時間帯を狙って、ショップ主催の店外催事──ランニングイベントを定期的に開催している。そのペースは「週に4回程度」(田口穣店長)というから、なかなかの頻度だ。

京都市内からアウトドアフィールドまでは2-3kmで行くことができる。山に囲まれた盆地の京都ならではの特性だ。ショップを起点にして、距離は12-13km、2-3時間程度の行程である。経験のある店舗スタッフが同行し、顧客との交流を深めて信頼関係を築く場として活用している。

田口店長は同店について、「物販の弱点は、商品を買ってもらう時しか顧客との接点がない事。ランニングイベントを通じて、顧客との交流の場を作ることができる。商品を売るだけではなく、情報発信型のショップにしていきたい」と説明する。ランニングをベースにトレランのファンを創出したいと考えている。

まだまだハードなイメージのあるトレイルランニング。実際ハードなスポーツだが、そのトレランに関心を持ったファンが増えるきっかけを提供する取り組みは、実に興味深い。