スポーツ競技を起点に、汎用性を模索する動き
update: 2017/02/17
DTCがキーワードに
アシックスは今年10月1日、東京・原宿の直営店を移転・リニューアルする。前段のスポーツにおけるライフスタイルの取り組みとはやや異なるが、“エンドユーザーへ向けた”ブランド発信という点では共通項がある。キーワードはDTCである。
品揃えは同社主力のランニング、トレーニングなどスポーツ競技寄りになるが、「アシックスタイガー」やアウトドアの「ホグロフス」など、タウンユースを意識した商材も取り揃える。
今回、取り上げた各社の取り組みは氷山の一角である。問題は、こうした“アスレジャー”の切り口などを発端に、“スポーツカジュアル”“ライフスタイル”の需要がどこまで市場に定着するか、である。リスクは伴うが、可能性のある市場である。スポーツ各社の試みは今後、ますます活発化する様相だ。