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マッシュスポーツラボ
「emmi」業態で目指すのはOLの新ライフスタイル提案

update: 2016/03/01

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ヨガラインは卸ビジネスも視野に入れる

「emmi」。 商材はヨガラインをメーンに構成する

「emmi」。
商材はヨガラインをメーンに構成する

ターゲット層は「働く女性に焦点を当てた」(田野倉チーフデザイナー)が、実購買層は「幅広い年齢の女性が訪れている」(椋林 副社長)ようだ。商品構成は、スニーカーが50%、自社品が40%、残りがバイイング商材。自社品の「エミ ヨガ」をベースに「ナイキ」「アディダス」「ザ・ノース・フェイス」「アシックスタイガー」などのスポーツブランド商材で売り場を構成する。

レディスファッション出身の業態のため、気になるのは“機能性”だ。この点については、「機能性開発に協力してくれるメーカーがあった」(田野倉デザイナー)そうで、安心して「顧客と同じ目線で商品を企画することができた」と語る。スニーカーや機能性が必要なウエアはセレクト商材でフォローする。「ストイックにやり過ぎると、続けることが難しくなる」(椋林 副社長)ため、機能性やデザインがあまりシリアス過ぎないこともポイントのようだ。この点がスポーツ専業メーカーの提案と最も異なる要素だろう。OL目線のため、あまりハード過ぎる商材や提案はハードルが高くなるようである。

「emmi」。 タウンユースのウエアも提案

「emmi」。
タウンユースのウエアも提案

中期的な売上目標は掲げていない。「出店したショップの動向を見極めながら、今後の施策を検討する」(椋林 副社長)。仮説・検証・修正といった基本的な取り組みを進めることになる。また、自社品のヨガラインは卸ビジネスも視野に入れている。ファッション要素を伴ったスポーツライフスタイルを扱える小売店に限定されてくるだろうが、スポーツチャネルへの展開も可能性がゼロではない。