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『マーケット分析』
「ゴルフウエア市場 vol.3」 商品企画の“次”を模索する

update: 2011/04/18

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専業の強み活かす例も

エミネントの「E.C.P.」

エミネントの「E.C.P.」

エミネントの「E.C.P.」

エミネントの「E.C.P.」(イーシーピー)はデビューから1年が経過した新規パンツブランドで、「クロイドン」など既存よりカジュアルで若い世代に受け入れられるよう細身に仕上がっている。綿が主体で、ポリウレタンを5%混ぜてストレッチ性を持たせた。百貨店のゴルフ売り場へ積極的に導入しているそうで、40代あたりの次世代ゴルファーに人気があるようだ。

「ダックスゴルフ」ではレフティー(左利き)プレーヤー用にパターンを変えたオーダーパンツを追加した。このラインは機能性というよりも上質素材、履きやすさを考えたパターンという点が差別化になる。

また、東レとの共同企画で、ブランドごとに採用する機能素材を決めてキャンペーンを張るという手法も取る。「クロイドン」は吸湿発熱素材の「クロスウォーム」、「ダックスゴルフ」は絹調ポリエステル繊維「シルックデュエット」といった具合だ。スラックス専業メーカーなので、各年齢層や客層に見合った機能性が必要になる。