ゴルフウエアブランド、2018年秋冬展(下)
商品企画を深掘りする傾向も
update: 2018/04/20
アスレ系が復調の兆し
一方、アスレチック系ゴルフウエアに復調の兆しが見られる。元々、好調なカテゴリーだったが数年来、低迷傾向が続いていた。小売店の取材でも、売り上げが回復傾向にあるというコメントが増えている。「ルコックゴルフ」(デサント)の17年秋冬は好調な推移だった。店頭取材では、「プーマ」「アディダスゴルフ」などの好調をよく聞くようになった。
背景には、アスレチック(競技)とレジャー(余暇)を併せた造語“アスレジャー”のトレンドが影響していると分析するメーカーや小売店が多い。スポーツウエアを普段着で着るという傾向が再び増加しているようである。その流れの一部が、ゴルフウエア市場にも及んでいるということのようだ。
普段着の売れ筋は流行の変化を色濃く反映する。アスレジャーの後押しにより、スポーツウエアが流行の服になっている可能性もある。この点は今後、注視していくべき傾向だろう。(終り)