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ジョン・ソルハイム社長に聞く――ピン ゴルフ ジャパンの新たな挑戦
来秋からアパレルラインをスタート

update: 2013/12/16

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初シーズンは全国50店でスタート予定

展開する店舗はゴルフ関連の専門店が中心だ。すでに数店のチェーン店や専門店が関心を寄せているという。初シーズンは全国のゴルフ関連店舗およそ50店でスタートする計画を立てている。

「アパレルは絞り込んだ店舗でスタートしたいと考えています。低価格志向が色濃い日本のゴルフ市場ですが、そうした価格競争とは一線を画したい。個人的には、どこの店舗で買っても同じ値段という方がユーザーも安心できると思うからです」

日本ではゴルフウエアを販売する場合、大きく春夏と秋冬の2シーズンに分けて企画するケースがほとんどだが、「PING」は原則、次シーズンでも継続展開する。型数も31型と必要なアイテムだけに限定している。価格を維持し、定番品を追加フォローする体制を採る。メーカーと小売店だけでなく、ベンダーやユーザーを含めた4者にメリットがあるよう、“4-ウイン”の関係を構築しようとしている。

「当社のゴルフクラブの品質には自信があります。日本市場でも『良い』と理解してもらえれば、もっとシェアを高められると思います。ゆくゆくは日本のシェアを8-10%くらいまで高めていきたい。アパレルはそのための援護射撃になる心強い“ギア”になると思います」

略歴 John K. Solheim(ジョン・ソルハイム)氏 「PING」ブランドの創設者、カーステン・ソルハイムの孫として生まれる。高校生の時、PINGのエンジニアリング部門で働き始める。1996年、アリゾナ州立大学機械工学科を卒業。2000年、同大学でエグゼクティブMBAを取得。01年、米国PING社のエンジニアリング担当副社長として、全ての製品の開発に携わる。ピン ゴルフ ジャパンが展開するアジアビジネスも統括する。